窓辺の採寸ノート

原理・比較

1.5倍ヒダと2倍ヒダで必要布幅を比べる

ヒダ倍率は、生地量を仕上がり幅に対する倍率で表す指定です。同じ仕上がり幅なら倍率が大きい方が計算上の生地幅は増えますが、注文欄の「仕上がり寸法」と同じ数字ではありません。

架空入力:レール幅200cm、ゆとり5%の計算例です。実際の窓や布の見た目を確認したものではありません。生地選び、縫製、注文、組立、印刷の実施記録ではありません。

目的と条件

比較のため、レール幅・ゆとり・開き方を固定し、倍率だけを変えます。縫い代は0cmにして、倍率による差を分けて見ます。

比較に使う共通条件
レール幅200 cm
幅のゆとり5%
開き方両開き(2枚)
縫い代0 cm(差を分けて比較)

手順と結果

  1. 総仕上がり幅は 200 × 1.05 = 210 cm、1枚は 210 ÷ 2 = 105 cmです。
  2. ヒダ倍率以外の条件はそのままにし、計算ツールの選択を1.5倍から2倍へ切り替えます。
  3. 1枚と2枚合計の必要布幅を次の表で照合します。
同じ仕上がり幅で倍率だけを変更した計算結果
倍率仕上がり / 1枚必要布幅 / 1枚必要布幅 / 2枚
1.5倍105 cm157.5 cm315 cm
2倍105 cm210 cm420 cm
差0 cm52.5 cm105 cm

2枚分の数値は、それぞれのパネル幅を足した値です。生地の規格幅から購入長や必要なメートル数を算出する機能ではありません。

1枚105cm × 1.5 = 157.5cm / 1枚105cm × 2 = 210cm

この比較で変わるのは生地量で、選んだゆとりが同じなら仕上がり幅は変わりません。サンゲツはヒダ倍率を仕上がり巾に対する生地量として説明し、倍率によってウェーブ感が異なると案内しています。実際の印象は吊り元や生地、縫製仕様も関係するため、数字だけで見た目を断定できません。

どちらにするか決める前に

このツールは1.5倍と2倍を比較できる幅の目安です。どちらが部屋に合うかを自動判定せず、注文先の仕様や生地サンプルで確認する必要があります。

計算ツールで再現する

  1. 計算ツールを開き、レール幅200cm・ゆとり5%・両開き・縫い代0cmを設定します。
  2. ヒダ倍率を1.5倍にして、仕上がり幅105cm / 1枚、必要布幅157.5cm / 1枚、2枚合計315cmを確認します。
  3. 選択を2倍に切り替え、仕上がり幅105cm / 1枚は保たれ、必要布幅が210cm / 1枚、2枚合計420cmに変わることを確認します。
  4. 丈も確認する場合は実際の注文基準で測った値を入力し、注文先の丈の調整方法と照合します。
倍率を切り替えて計算する

出典

200cmレールの計算例では、縫い代と裁断幅の区別も確認できます。注文欄の意味が分かりにくい時は、採寸ガイドの確認手順を参照してください。